店員ににらまれながら詩集を買った話

こんにちは


僕は詩を読むのが好きです。
詩ってあんまり話題に上らない気がしますけど好きな人いますか?
もしいたらお勧めの詩人、詩集など教えていただけたら嬉しいです。詩が好きだとは言うもののたくさん読んでるわけでもないし知識もないのでもっといろいろな詩に触れてみたいのです。


そういうわけで僕はヨルダンに留学するにあたって地元の書店で詩集を買うのを楽しみにしていました。


まず訪れたのはヨルダン大学北門を出てひたすら右に歩いたところにある白い大きな建物の中にある書店です。

この書店、いろいろとマニアックな本が置いてあって品ぞろえはいい感じなんですが、店員さんがなかなか厄介な人でした。

僕が店に入ると奥から出てきて「どうぞ」と言って挨拶してくれるのですが、そのままそこに立って監視してくるのです。若い神経質そうな美女が刺すような目で見つめてくるので結構つらい。たぶん万引き防止なんでしょうがそれにしても見つめてくる。
店内にはいろいろなジャンルの興味深い本がたくさんあるし、アラビア語の書名を見て何の本なのか理解するのも時間がかかる。すると貧乏ゆすりが始まる。アラブ音楽の影響を受けているであろうエキゾチックなリズム…

 

ということで非常にいたたまれない気持ちになり変な汗をかき始めたところで見つけた詩集がこちら

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選んだ理由は、「表紙に詩と書いてあるから」です!
それ以上考える余裕なんてありませんでした。

 

そんな風にして出会ったこの詩集ですが、読み進めるにつれ次第に良い出会いだったと思うようになりました。
書きたかったのはこの詩集の話なのですが、前置きが長くなってもはや本編になってしまったので次回以降にお話します。

 

なお誤解のないように言い添えておきますが、ヨルダンの書店が全部こんな感じというわけではないし、この書店の店員さんを悪く言うつもりもありません。ただ僕が緊張したというだけのことですので、ヨルダンに来たらぜひ寄ってみてください。