スーパーの中に猫がいるかと思ったらいなかった話

こんにちは
ただいまヨルダンに留学している「こんちく」と申します。
Facebook経由でご覧の方は僕ことを本名でご存知だと思いますが、twitter経由でも公開しているのでtwitterのアカウント名を名乗ります。
ヨルダンに来て4ヶ月経ち、あまり活動的でない僕にも少しずついろいろな経験が蓄積されてきたように思われるので、わすれないうちにいろいろ書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。

 

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ここは大学のすぐそばにあるカルフールです。日常生活で必要なものは大体ここで手に入ります。
留学が始まったばかりの頃ここで不思議な体験をしました。

壁際に肉売り場があります。ショーケースの中に肉が並んでいて、奥で店員が肉を切ったり様々な作業をしています。
僕がショーケースを見ながら買うものを選んでいると、奥からミャーオと猫の鳴き声がしました。
「へえー、肉売り場で猫飼ってるのかあ」などと思いながら無心に選んでいましたが、かなり声が近づいて来たので顔を上げました。
するとカウンターを挟んで若い男性店員が立っていて、猫の鳴きまねをしているではありませんか。
彼の隣にもう一人店員が立っていて僕にアラビア語で話しかけてきました。
「やあ、どこから来たの?」
「日本から」
「へえ!いつも中国人か韓国人だから日本人に会えてうれしいよ。ところで彼、猫のまねしてるよ」
「なんで猫?」
「それは彼が狂ってるからさ!」
「はあ」
「日本語でマルハバンってなんて言うの?」
「こんにちは」
「コンニチハ」

以上。ちなみにこの会話の間中もう一方の店員はずっと猫のまねを続けていました。
これはヨルダン留学中に出会った中で屈指の奇妙な体験です。
なぜ彼は猫の鳴きまねをしていたのか?狂っているからではありません。その後何度もカルフールに通っていますが、彼はいたって普通の人です。


単なる推測ですがこの件について考察しました。
おそらく彼らは最初僕のことを中国人だと思ったのでしょう。そして気分転換に何かしらちょっかいを出してみようと思った。それで中国語の挨拶ニーハオを思い出して、ニーハオというのがやや猫の鳴き声っぽいので猫の鳴きまねをしてからかおうとしたのでしょう。しかし僕が中国人ではなく日本人であるということが判明したのでそのからかいは無効になり、理由を聞かれても「狂ってるから」と答えるしかなくなってしまったのではないでしょうか。


道を歩いていて、滅多にないのですがすれ違いざまに猫の鳴きまねをされたことがありました。
もう一人の店員がすぐに挨拶について訊いてきたのも、彼らが挨拶を意識していたとする根拠です。


これは特異な例ですけれどもヨルダンで暮らしていて外国人であるという理由で見知らぬ人に話しかけられることは多々あります。
次回は「道を歩いていると『中国人!』と呼び掛けられる問題」について書こうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。